大磯砂にニューフラワーを埋めてみた
水作ニューフラワーを大磯砂に埋めた様子。
水槽にエアレーションを追加したところ、2日後にメダカが産卵しました。
ヒーターを入れても産まなかったのに、です。水槽内に水流の循環がうまれたことで水質が改善したのかもしれません。それとも、そんなにすぐには反応しないのかな?
メダカの卵を発見したら? 孵卵器の用意の仕方
孵卵器といってもそんなに大げさなものではないです。
孵卵器の様子。プラケースにカルキ抜きしていない水道水を入れて、ヒーターで温まった水槽に浮かべます。倒れないようにガラス蓋で押さえてあります。複数日に渡って産卵した場合は、さらにこのプラケースの内部で日毎にシャーレなどに分けて管理するとよいでしょう。
手順
- メスのお腹に卵が付いていることを確認する。人間が気づくころには受精済みと認識してしまってよいそうです。
- メスを網ですくって、お腹をつまんで卵をこそぎ取る
- 卵をティッシュペーパーのうえに置く
- 卵をティッシュペーパーのうえでコロコロ転がして粘膜を剥がす。このとき、無精卵は潰れます。
- 薄めたメチレンブルー水溶液に漬ける。水深は酸素が底まで行きわたるように 2 〜 3 cm 以内に収める。
- その後、6日目までは24時間ごとにカルキ抜きしていない水道水でほぼ全量分の水換えを行う
- 7〜10日目あたりから稚魚に備えて水道水ではなく飼育水での水換えを行う
卵は親メダカのお腹から外した時点では粘膜で結びついています。受精卵は指先でつまんでも壊れないくらい硬いです。
成長の様子
2017-01-26 と 2017-01-27 に生まれた卵たち。3〜4日たっただけですが、もう目玉が分かります。タマゴは順調に育ちますが、メダカの子供は稚魚になってからのほうが生かすのが難しいそうです。
写真の撮り方
タマゴの写真を取るなら、水換えの直前に背景がない場所で行ったほうがいいです。水換え後だと水泡でタマゴが浮いて不自然になります。
背景があるとどれが卵か分からなくなります。
産卵後にオスが落ちた
1番大きくて元気だったオスが落ちました。直接の関連があるかは不明ですが、子孫を残して燃え尽きたのでしょうか。
写真左下。比較すると分かりやすいですが、鮮やかな婚姻色でした。メスの前に回り込む「求愛ダンス」も頻繁に行っていました。
写真右。ピントがあっていないですが、よく太っていることはみてとれます。
写真中央下。他のオスをいじめています(笑)
生体
* メダカ: 1 (-4)
* 金魚: 1 (-1)
* ドジョウ: 0 (-1)
彼が残した卵たちは元気です。
それでは。
アパート住まいの水槽サイズの最適解は30cmキューブ
アクアリウムにもちいられる水槽の定番サイズに 60cm 規格水槽がありますが、私はアパート住まいの方には 30cm キューブ水槽を推します。
うちの30cmキューブ水槽の様子。すでにフィルターやヒーターなどでいっぱいになっています。
60cm 規格水槽はハードルが高い
次の点で 60cm 規格水槽はアパート住まいにはハードルが高くなっています。
- 水槽を設置するスペースがない
- 水換え用のバケツのスペースがない
30cm キューブならカラーボックスの低コスト省スペースが可
寿工業の説明書を読んでいると、「45cm以上の場合は水槽専用台をご利用ください」という旨の注意書きがあります。裏をかえせば30cmキューブなどの小型水槽はすでに部屋にあるカラーボックスなどを流用可能ということです。ただし、むろん自己責任にはなります。
水換えはバケツ1杯
アパートの場合、カルキ抜きでバケツを屋外に置くにはベランダが唯一の選択肢です。そうなるとベランダにはそれほどスペースがないので、バケツ1杯分の水換えで済む 30cm キューブ水槽はありがたいです。
使用しているバケツ。満水で17Lですが、運ぶことを考えると10〜15L程度。
25リットルの水量確保
アクアリウム初心者に 60cm 規格水槽がおすすめされる理由は水量が確保できるからです。水量が多いと水質が変化しにくいのです。しかし、30cm水槽も水量は25リットル確保できます。60cm規格水槽の約半分とはいえ、これは60cmスリム水槽に匹敵する水量です。
うちの水槽。プラケース2つ分を拝借してもそれほど水量が減りません。プラケースって満水にすると意外と1.5Lくらい入ります。
30cm キューブなら備品で遊べる
おまけ的な要素ですが、30cmキューブであれば備品を入れるスペースもあります。エーハイムなんかの格好良いフィルターは設置して運転させるだけで楽しいですよね。こういった楽しみがしたいなら、最低でも30cmキューブはないと水量やスペースが足りなくなってしまうでしょう。
それでは。